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何も見えない空気の中から
形を見つけ出す
新規開拓
新製品で問題解決!

2004年入社 M.K.

商学部 商学科卒

営業

  • #50代
  • #神戸勤務
  • #文系

CAREER

これまでのキャリア

  • 営業/神戸(7年)
  • 営業/東京(0.5年)
  • 営業/東京(8.5年)
  • 営業/神戸(8年)

JOB現在の仕事内容

 当部署は「搬送」=「物を運ぶベルト」を製造・販売しています。物を運ぶベルトと言ってもさまざまで、使用する材料によりゴム製コンベヤベルトと樹脂製コンベヤベルトの2種類に分けることができます。前者は山から土砂を運んだり、製鉄所で鉄の材料を運んだりするためのもので、後者は食品工場で食品を運んだり、電子機器工場で電子部品を運んだりしています。
 当部署は部長の他に、営業6名・企画4名で活動しており、営業は全国の代理店・販売店(※)と活動しています。時には食品工場や採石場などを訪問して、ベルトの使用状況を確認した上で、お客さんの要望に合う製品を選び、提案し、販売します。
 皆さんがコンビニで購入するお弁当は各地区にある大きな工場で製造されています。お客さんの困りごとも様々で、「ハンバーグを詰める際にソースでベルトが汚れるので、ふき取りやすいベルトが欲しい」や、「おにぎりがベルトから剥がれないので、くっつきにくいベルトが欲しい」「菌やカビが増殖しないベルトが欲しい」といった依頼を受けます。この様なベルトに関する困りごとについてお客さんと相談し、当社のラインナップから適切な物を選定します。自分が提案したベルトが上手くいった時は、これ以上に嬉しいことはありません。逆に、要望に応えられなかった時は、お客さんが満足出来るまで責任を持って対応するのが私たちの仕事です。

※代理店・販売店…食品工場などのユーザーに製品を販売する際には、代理店・販売店と呼ばれる商社を経由して取引しています。

#01 部署の雰囲気

古き良き「昭和」が残る部署

 10年以上前は東京本社に勤務していました。まず朝一番で上司とタバコを吸いながら1日の予定を話し、夜はその日にあった出来事をお酒を呑みながら報告し、次の日に取るべき行動の指示をいただいていました。それが上手くハマっていた時代でした。
 時は流れ、現在では朝のタバコ・夜のミーティングは無くなりました。が、当部署は出張が多いため、九州に行けば九州のお菓子を、北海道に行けば北海道のお菓子をというように、営業担当が全国のご当地のお菓子を買って来て食べ比べするという昭和チックな所もまだ残っています。

M.S.

#02 印象に残っている
エピソード

 商売は「商い」と言いますが、私は新規開拓を「あ気内」と考え、空気と同じだと思っています。商談の空気の中から製品が見えてくるのです。
 10年以上前に東京本社で勤務していた時の話です。新規開拓で食品機械メーカーを訪問しました。その会社では、「ゴム製コンベヤベルトの上に置いた食品をギロチンカッターで切る」機械を製造していました。①担当者はどの様な人だろう②なぜゴムコンベヤベルト上で食品を切るのだろう?③要望は?④ターゲット価格は?など全く何も見えない空気の中で営業活動をスタートしました。
 まず、私は頻繁に足を運び、人間関係の構築に努めました。面談を重ねるうちに、食品を切断する際にギロチンの刃がベルトに食い込んでしまうために、厚みがあるゴム製コンベヤベルトを使っているということを知りました。しかし、衛生面からゴム製より樹脂製の物の方が適切であると考え、新製品を開発し、お客さんに提案する事にしました。
 何度も何度もお客さんを訪問して要望をまとめあげ、新製品の企画書を作成しました。何とか書き上げた企画書を技術部長に提出したところ、「現在の技術力では難しいかも知れない」との回答でした。私は空気の中から形が見えかけていたので、諦めきれずに同僚の製品設計者に頼み込みました。その設計者は私のしつこさに根負けし、技術部長を説得して新製品を開発する事を約束してくれました。「嬉しい」のひと言で、空気が形になった瞬間でした。
 その樹脂製ベルトは10年以上経った今でも販売されており、全国シェアの50%以上を占め、累計売上は1億円を超えています。