価値創造プロセス
三ツ星ベルトグループは、1919年の創業よりお客さまや社会の課題の一つひとつに真摯に向き合うことで独自の強みを築いてまいりました。
磨き上げてきた技術力と、製品の品質を担保し安定した供給を実現するものづくりの力、そして共創型ビジネスモデルの3つの強みを活かした成長戦略の遂行により、さらなる社会価値の創出に取り組むとともに持続的な企業価値の向上を図り、私たちの「目指す姿」を実現してまいります。


培ってきた3つの強み
培ってきた3つの強み

三ツ星ベルトグループの強みは、100有余年にわたる経験と技術の蓄積によって連綿と受け継がれてきたものです。
私たちは、3つの強みを価値創造の推進力とし、次の100年に向けて新たな挑戦に取り組んでまいります。
時代のニーズに応え、競争力のある製品を生み出す
“カガク”技術力
安心・安全、信頼を生み出す
ものづくりの力
新しいイノベーションを生み出す
“共創型” ビジネスモデル
創業の精神と理念体系
創業より受け継がれる品質第一主義のDNAと社会と寄り添い共に歩む企業文化
1919年、小田源蔵、中村真次郎、小島楠吉の出資により三ツ星商会が創立されました。 |
三ツ星ベルトの理念体系 ![]() グループ行動基準の全文は、こちら にてご確認いただけます。 |
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1919年、創業の精神
-真心のこもった商品を作れ
1919年、三ツ星ベルト(創業時社名:三ツ星商会)は木綿ベルトを手掛ける会社としてその歩みをスタートさせ、日本の産業勃興期にあたるこの時期、三ツ星商会はベルトの動力伝達により鉄鋼、産業機械、非鉄金属など近代産業の発展に貢献しました。
創業時に掲げられた基本理念は “真心のこもった商品を作れ”、“一歩一歩堅実に歩め”。今日にも続く三ツ星ベルトのDNAはここから始まり、創業からの100有余年、わたしたちは 「品質を作り、品質を売る」という“ものづくり”を実直に行ってまいりました。

品質第一主義のDNA
“事業百年の生命を思えば、妥協は許されない。断固、品質第一主義を採る”
1945年、第二次世界大戦終戦後の日本では、戦災によりインフラストラクチャ―は壊滅的な被害を受け、社会は困窮を極めていました。そうしたなか生産再開に踏み切った三ツ星ベルト(当時社名:三ツ星調帯)は、「極端に物資が枯渇している今、多少品質は落ちても顧客は飛びついてくるだろう。そうした人たちを相手に量産に乗り出し、利益を図るのがいいのか。それとも従来の伝統を守って、品質本位か。事業百年の生命を思えば、妥協は許されない。断固、品質第一主義を採る。」と表明。混迷を極めた時代においても品質を大切にする精神は守られ、三ツ星ベルトの事業は今に続いています。

社会と共に歩む企業文化
「三ツ星を中核とする総関係者が、今日の三ツ星に誇りを持ち、明日の三ツ星に希望を託すことに信念を持って行動する」
1965年、三ツ星ベルトは創業45周年を転機として基本理念を見直し、上記理念が制定されました。
株主、顧客、金融機関、仕入先、従業員、地域社会を当社事業の“総関係者”と位置付け、協働して経済価値、社会価値を向上させようとするこの考え方は、現代で言うマルチステークホルダー経営そのものであり、三ツ星ベルトは実に1960年代からそうした事業運営に取り組んでいます。
1965年当時のこの基本理念は、その後文言を一部修正のうえ現在の当社社訓となっており、調和ある事業運営を目指す三ツ星ベルトの持続可能な発展を支えるバックボーンとして長く継承されています。
三ツ星ベルトの 『目指す姿』 とは?
“カガク”のチカラで人々の快適な暮らしを支える会社
私たちの製品を直接目にすることは多くないかもしれませんが、三ツ星ベルトの製品は、自動車や二輪車、プリンタなどのオフィス機器、ATM、レジスター、および洗濯機やコーヒーメーカー等の各種家電など多種多様なあらゆる機械・機器に使用されています。
私たちの製品はほんの小さなものかも知れませんが、どの機械、機器においても、当社のベルトが無ければそれら機械・機器は機能しません。 “三ツ星ベルトの製品一つ一つが人々の暮らしを支えている。” 私たちはそんな気概を持ってものづくりに取り組んでいます。

三ツ星ベルトのあゆみ
~ グローバル体制を構築 ~
1919年の創業当初より、品質にこだわった“ものづくり”、そして代理店とのパートナーシップを大切にする経営方針により発展を遂げてきました。
時代と共に事業領域・製品ラインナップを拡大。当社製品の品質の高さは国内外での市場で認知され、業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立していきました。

~ 三ツ星ベルトの誕生そして共創型ビジネスのはじまり ~
日本が高度経済成長期に入る中、三ツ星ベルトグループにおいても技術革新や生産能力の向上、さらにはグローバル市場への進出などを通じて国内外での事業拡大が進みました。
品質にこだわり続けた三ツ星ベルトの製品は、自動車業界や産業機械分野での需要を捉え、グループの地位をさらに確固たるものとしました。
また、新しい技術への積極的な投資や研究開発により、製品ラインナップの多様化、効率化、高品質化が進むとともに、社会課題を踏まえた環境負荷低減製品の開発にも取り組みました。

~ 「変化にぶれない強い企業体質の確立」 、そして 「“カガク”のチカラで人々の快適な暮らしを支える会社」 へ ~
グローバル化・デジタル化の進展、そして環境への配慮がビジネスの前提条件となる中、三ツ星ベルトグループは、国際競争力の強化、製品の高機能化・省エネ化、新たな市場への展開などの積極的な取組みを進めています。
また、持続可能な社会の実現に向けた環境配慮型製品の開発や、IT技術を活用した生産プロセスの改善など、変化する社会課題・ニーズに応えるための多様な取組みを今後も展開してまいります。
