Environment 環境
環境配慮型製品の開発
基本的な考え方
三ツ星ベルトグループは、環境問題の解決や脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進することを企業の社会的責任と認識し、持続可能な企業活動を実現することを目指しています。環境に配慮した製品の開発を強化するとともに、生産工程におけるCO2排出量の低減にも積極的に取り組んでいます。
- ● : CO2排出量削減に貢献する製品
- ● : サーキュラーエコノミーの実現に貢献する製品
- ● : 環境・生物多様性保全に貢献する製品
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● 風力発電機、ブレードピッチ駆動用タイミングベルト
風力発電装置のブレード角度のピッチ調整に伝動ベルトが使用されています。風力発電装置の発電能力、設置環境など、顧客要求に適応した機能開発を行い、拡大する風力発電需要に対応してまいります。 -
● 低フリクションロスベルト/油中タイミングベルト
内燃機関四輪車用に開発した低フリクションロスベルトや油中タイミングベルトは燃費を改善する効果があります。高効率でエネルギーロスの小さい伝動ベルトを提供することで、排気ガス量の低減・CO2削減に貢献しています。
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● 自動車用低モジュラスベルトStar Fit®
自動車用低モジュラスベルト「StarFit®」を採用することで張力調整が不要となり、テンションプーリ&ブラケットレス化によって約1.5kgの軽量化を実現。燃費向上に貢献しています。 -
● オルタネータ(自動車用発電機)用プーリSmastar®
アイドリングストップなどの燃費向上技術導入により、回転変動が増加傾向にあるエンジンにおいて、ベルトの張力変動を吸収するプーリとして開発したオルタダンパプーリSmastar®は、張力設定を下げることができ、ベルトからの発音の抑制、ベルト寿命の向上、さらに燃費向上に貢献しています。
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● 省エネルギー用ベルトe-POWER®
特殊形状を採用することによって動力損失の最大要因である曲げ応力を軽減し、省エネ効果を高めた環境にやさしいベルトです。ベルトの交換のみで、各種設備・機械において節電効果が上げられ、CO2排出量を削減できます。 -
● サステナブル原材料比率を高めた伝動ベルト
石油由来の原材料比率を減らし、バイオマス材料やリサイクル材料などのサステナブル材料比率を高めた、次世代の伝動ベルトです。2022年時点では、サステナブル原材料比率:32.7%を達成できていますが、これを2025年までに50%、2030年までに70%まで向上することを目標としています。
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● 植物由来の高性能ナイロン素材PA410
PA410(EcoPaXX®)は、原材料の70%に「とうごま」由来のヒマシ油を使用し、石油由来の原材料比率を減らした樹脂素材です。他のポリアミドと比較してカーボンフットプリントが最も低く、脱炭素社会の実現に貢献できる製品です。 -
● 建設資材本部 「遮水シート」
建設資材本部が提供する「遮水シート」とその施工サービスは、最終処分地の浸出水による公共水域、および地下水汚染防止に貢献しています。 -
●生物多様性保全にも貢献
全国の教育機関で学習の場としてビオトープの活用が進められ、建設資材本部が提供する「遮水シート」により新しい動植物の生態系が生み出されています。これまで、神戸市内の教育施設のべ100か所以上に遮水シートを無償提供し、ビオトープの造成に協力しています。