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Environment 環境

エネルギーマネジメント

基本的な考え方

 三ツ星ベルトグループのエネルギーマネジメントは、1973年の第一次オイルショックを機に始まった「省エネ」を起源とし、既に半世紀に及ぶ活動となっております。当初は「石油枯渇」の懸 念が主要な推進力となりましたが、その後原価 低減が目的に加わり、現在では「気候変動対応」の重要な施策・指標として位置づけられています。

 エネルギーマネジメントが地球温暖化の抑制や生物多様性の保全に寄与することを認識し、効果的な施策を迅速に実施することで、これらの目標達成に向けた積極的な活動を展開してまいります。

管理体制

 三ツ星ベルトグループのエネルギーマネジメントは、ISO14001に準拠した環境管理システム (EMS)において実行されています。社長および 安全環境担当役員がEMSの統括管理を行い、総括環境責任者を指名しています。安全環境担当役員が議長を、全部門・関係会社の責任者が委員を務める全社環境会議が年2回の頻度で開催され、年度ごとの方針、戦略、目標を決定するとともに、担当部門により実行される様々な施策の内容を監視・評価し、必要に応じて指示を行います。全社環境会議における審議・決定内容は、社長および安全環境担当役員を通じて取締役会に報告されます。

 エネルギーマネジメントに係る当社のマテリアリティでは、CO2排出量削減のための施策として「エネルギー消費原単位の改善」が挙げられており、KPIとして「エネルギー使用量原単位目標:前年度比1%以上改善」が設定されています。これにより、エネルギーマネジメントの活動内容は、サステナビリティ推進委員会の監視・評価対象にもなっています。

目標と実施状況

 エネルギーマネジメントに係る2023年度の目標は、前述の通り「エネルギー使用量原単位を前年度比1%以上改善」でしたが、2023年度のエネルギー使用量原単位の実績は、対前年比で0.7%の増加となり、目標未達となりました。下図の通り、直近5年間のエネルギー消費量原単位の推移を見ると、顕著な効果が現れておらず、長年にわたる活動のなかで、効果的な施策は一巡したように感じられます。

 一方で、2021年度では全体の0.1%でしかなかった再生可能エネルギーの導入比率については、2023年度では全体の9.1%が再生可能エネルギーに置き換わりました。 再生可能エネルギーの一次エネルギー換算値は、化石燃料由来のエネルギー換算値よりも小さくなると考えられますので、今後は、再生可能エネルギーの寄与度を順次拡大していくことを計画しています。