Social社会
地域社会とのパートナーシップ
基本的な考え方
三ツ星ベルトグループは、当社の強みの一つでもある“共創型ビジネスモデル”の基盤の一つとして、地域社会とのパートナーシップ強化に取り組んでいます。
国内外にある全ての事業拠点がそれぞれの属する地域社会とともに発展していくことを目指し、以下に示す「三ツ星ベルトグループ行動基準」に則り、様々な活動を実施しています。
「三ツ星ベルトグループ行動基準」より
- 地域社会とのパートナーシップを大切にします。
- 地域社会の課題解決につながる社会貢献活動を行います。
地域社会との共生に向けた取り組み
国内の三ツ星ベルトグループでは、“住民と企業が共生するまちづくり”による持続可能な地域の発展と住みよい街の実現を目指し、ボランティア団体「三ツ星ベルトふれあい協議会」を結成しています。この団体は、グループ従業員で構成され、地域の皆様とのふれあいを大切にしながら、SDGsの推進や地域社会および従業員間の交流・コミュニケーションを深めるための様々なイベントを企画・開催しています。
新型コロナウイルス感染拡大防止による行動制限によりイベントの開催を中止せざるを得ない状況が続いていましたが、2023年5月の行動制限の解除に伴い、各地区・事業所における地域社会との共創イベントを再開しています。
神戸本社のある神戸市長田区真野地区においては、真野地区まちづくり推進会の役員会およ び委員会と定期的に意見交換を実施しています※。同委員会には、行政、教育機関の関係者も参画しており、重要なステークホルダーの一つである地域社会のニーズを確認したうえで、開催するイベントに展開しています。
- 真野地区まちづくり推進会の役員会および委員会との意見交換会開催実績 :2020年度~2023年度 : 各年度それぞれ22回
「地域社会とのパートナーシップ」に関する取り組みの詳細につきましては下記よりご参照下さい。

神戸本社での「秋まつり」、四国工場での「地引網体験会」など、当社主催による地域社会とのふれあいイベントを毎年開催しています(新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020~2022年は開催中止)。

神戸本社では、2001年から当社主催による「たなばたまつり」を開催しております。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年から同イベントを中止していましたが、代わりに当社グループ各事業所周辺への七夕の笹飾りを行っています。イベントの形式は以前と異なりますが、引き続き地域社会との交流を積極的に推進してまいります。

2024年11月、神戸市のNPO法人「神戸海さくら」様および取引先であるリコージャパン㈱様と合同で須磨海岸でビーチクリーン活動を実施しました。社員や家族、一般参加者ら約130名が参加し、環境セミナーやプラスチック判別センサーの体験、稚魚放流、アマモの移植など多彩なプログラムを通じて、環境保全の重要性を学びました。

四国工場では、工場に隣接する海岸での地引網体験会を毎年5月に開催しております。2023年には、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の解除により4年ぶりの開催となり、参加した子供たちからは、普段できない貴重な体験が喜ばれています。

2024年5月、三ツ星ベルトグループの社員40名が「由良川クリーン大作戦」に参加しました。この活動は、京都府立綾部高校分析化学部が主催する由良川の環境保全活動の一環で、地域の企業や住民約330名が参加し、約65kgのゴミを回収しました。当日は、自社の製品をデザインしたのぼりを作成し、社員間でゴミの回収量を競うなど、積極的に取り組みました。
地域社会との共生に向けた取り組み(海外関係会社)
三ツ星ベルトグループは、国内外にある全ての事業拠点がそれぞれの属する地域社会とともに発展していくことを目指し、様々な活動を実施しています。

- WHA工業地帯周辺の学校の生徒たちに、PETボトルのゴミを再利用して製作されたバックパックをアップサイクル製品として提供しました。
- 学校に通う子どもたちに、食料品、生活用品、学校備品などを提供しました。また、他の企業とプロジェクトに協力し、リサイクルペットボトルを使用したスクールバッグを寄贈しました。
- CO2削減に貢献するため、植林プロジェクトに参加し、寄贈された828本の木を社員に配り、各自の家に植えてもらいました。
(MBI/インドネシア共和国)

2022年11月、 PT. MITSUBOSHI BELTING INDONESIAは「Go Green, One Tree Million Benefits」をテーマに企業のCSR活動を2カ所で実施しました。1カ所目はアル・バロカという近隣の学校、2カ所目はパシル・ジャヤ区役所で行いました。それぞれ、学校に1,000本、区役所に1,200本の苗木を贈りました。
- アル・バロカ学校
学校の生徒と教師に1,000本の苗木を寄贈し、生徒たちには、お菓子も提供しました。また、あわせて、椅子や建築資材も寄付し、学校が応急処置室を建設して施設を改善できるよう支援しました。
- パシル・ジャヤ区役所
1,200本の苗木を区役所に贈りました。苗木は後日、パシル・ジャヤ地区の町内会や市民団体に配布されました。CO2の削減、環境の質の向上、SDGsの目標達成に貢献できることを願って活動しています。活動の様子は、地元のYouTubeニュースチャンネル https://youtu.be/fOp9jetG1Yc でご確認いただけます。
(PT. SEIWA/インドネシア共和国)

- 環境に関する取り組みとして、MM2100工業団地を運営するPT. Megalopolis Manunggal Industrial Developmentを通じて、マングローブ植林プログラムへの寄付を行い、ブカシ県のバハギアビーチに合計25,500本のマングローブの植林を行いました。このプログラムは、津波にも耐えられる強い根を持つマングローブの植林により、海岸線を侵食から守ることを目的としています。
- 教育に関する取り組みとして、MM2100工業団地にある職業訓練学校から実地実習を行う数名の学生を受け入れています。この活動は即戦力となる有能な学生を育て企業へ紹介するブカシ県政府によるLINK&MATCHプログラムを支援しています。
- 社会に関する取り組みとして、2022年11月西ジャワ州チアンジュール地区で発生した強い地震で被災した従業員の家族に対して、チアンジュール地震援助プログラムを通じて、労働組合、社員共同組合、社内モスク理事会を含む全従業員より集めた5,500万ルピアを寄付しました。
(ドイツ連邦共和国)

ドイツのMitsuboshi Belting Europe GmbHでは、NABU(Nature and Biodiversity Conservation Union・ドイツ自然保護連合)が環境保護を目的として行う「携帯電話のリサイクルキャンペーン」に参加すべく、社員やその家族が使用しなくなった携帯電話を集めて寄付しました。回収された携帯電話はリサイクル、電子基盤の適切処理により環境保護に貢献し、リサイクルで得た収益はNABU昆虫保護基金に活用されます。
(タイ王国、他)

当社事業所が所在する国内外の地域において、地域の清掃活動のほかに、植林活動なども積極的に実施しています。各地の植林活動では、CO2削減のほか海岸線の浸食防止による“住み続けられるまちづくり”にも貢献しています。
(タイ王国/インドネシア共和国)

当社が生産工場を構えるタイやインドネシアでは、学校に通う子供たちに学校の備品や食料品などを提供する活動を行っています。また職業訓練学校より実地実習を行う学生の受け入れを行い、優秀な人材育成の支援を行っています。
(日本ユニセフ協会への寄付)
阪神・淡路大震災により当社の本社所在地である神戸市長田区は壊滅的な被害に見舞われました。天災によるものに限らず、世界では依然として貧困などによって、年間500万人もの子どもたちが5歳未満でその尊い命を失っています。三ツ星ベルトグループは基本理念「人を想い、地球を想う」のもと、こうした子どもたちの役に立ちたいと、震災10年目の節目にあたる2005年度から「世界の子どもたちに愛の手を」と題して、グループ従業員一人ひとりから寄せられた寄付金を主体に、公益財団法人日本ユニセフ協会への寄付金贈呈を毎年継続して実施しています。2024年度も1,000万円の寄付を行いました。
三ツ星ベルトグループでは、各事業所ごとに防災・避難訓練を実施し、従業員の災害に対する意識向上を図っています。また、阪神・淡路大震災が発生した1月17日を「三ツ星ベルト防災の日」とし、毎年総合防災訓練を行っています。この訓練は、強い地震が発生したことを想定し、いつ発生するかわからない自然災害や火災に対する減災や未然防止の活動を行うだけでなく、一人ひとりが災害発生時の適切な対応を考えて訓練に取り組んでいます。