Sustainabilityサステナビリティ
地域社会とのパートナーシップ
基本的な考え方
三ツ星ベルトグループは、事業活動に必要な人材・原材料・エネルギー・水・インフラの多くを地域社会に依存して事業を行っています。地域社会の持続可能性は、当社グループの事業継続そのものの前提条件であり、地域との信頼関係は、当社の強みである共創型ビジネスモデルを支える重要な基盤であると考えています。
当社グループの製品は、産業機械や自動車、建設分野など、社会や産業を下支えする分野で使用されており、事業そのものが社会インフラの一部として機能しています。
そのため、地域社会との関係は、社会貢献活動にとどまるものではなく、事業活動と一体となった経営基盤の一部として位置づけています。
行動基準と取り組みの進め方
地域社会とのパートナーシップに関する取り組みは、当社グループの行動の基本である「三ツ星ベルトグループ 行動基準」に基づき、各事業拠点が主体となって企画・実施しています。
「三ツ星ベルトグループ行動基準」より
- 地域社会とのパートナーシップを大切にします。
- 地域社会の課題解決につながる社会貢献活動を行います。
これらの行動基準は、地域社会との関係を単なる社会貢献にとどめず、事業活動と一体となった継続的な取り組みとして実践するための拠り所です。取り組みは、画一的な施策を本社主導で展開するものではありません。各事業拠点が、それぞれの地域の特性やニーズを踏まえ、主体的に企画・実施しています。
当社グループでは、こうした取り組みを以下の3つの観点から整理しています。
活動領域と主な取り組み
1.事業基盤を支える地域社会との関係
安定した操業や安全確保のためには、地域社会との日常的な対話や信頼関係が不可欠です。当社グループは、地域社会を事業活動の基盤として捉え、地域住民や関係団体との交流を大切にしています。
主な取り組み
ふれあい協議会(国内)
国内の三ツ星ベルトグループでは、“住民と企業が共生するまちづくり”による持続可能な地域の発展と住みよい街の実現を目指し、ボランティア団体「三ツ星ベルトふれあい協議会」を結成しています。この団体は、グループ従業員で構成され、地域の皆様とのふれあいを大切にしながら、SDGsの推進や地域社会および従業員間の交流・コミュニケーションを深めるための様々なイベントを企画・開催しています。
真野地区まちづくり推進会との意見交換(神戸本社)
神戸本社のある神戸市長田区真野地区では、真野地区まちづくり推進会の役員会・委員会と定期的に意見交換を実施しています※。同委員会には行政・教育機関の関係者も参画しており、重要なステークホルダーである地域社会のニーズを確認したうえで、各イベントに展開しています。
※ 真野地区まちづくり推進会の役員会および委員会との意見交換会開催実績: 2025年度17回
秋まつり(ふれあい協議会活動・神戸本社)

2025年10月19日、神戸事業所の中央工場および本社間の一般道路で「ふれあいフェスタ秋まつり」を開催しました。神戸コロッケの無料提供や地域自治会・飲食業による屋台、長田消防署・長田警察署による防災・防犯展示(白バイ・消防車との撮影会)、近隣の幼稚園・保育所・高校によるステージなど、子どもから大人まで楽しめる多彩なプログラムを実施。社員178名が運営にあたり、約4,000名が来場しました。
たなばた笹飾り(ふれあい協議会活動・神戸本社および周辺地域)

2001年より、阪神・淡路大震災からの復興を祈願して地域住民・近隣企業とともに開催している取り組みです。2025年は7月1日〜7日に実施し、神戸本社の玄関ホール・カフェテリア・正面玄関前に笹を飾るとともに、真野地区住民や近隣の小学校・幼稚園・区役所にも笹を提供し、各地でたなばた笹飾りを楽しんでいただきました。笹の搬入・飾り付けから撤去まで、社員50名が参加しました。
ふれあいフェスタ(ふれあい協議会活動・四国工場)

四国工場では、地域の活性化と社員・地域の交流を目的として、ふれあいフェスタを毎年5月に開催しております。2025年は5月25日に開催しました。工場前海岸での地引網体験・魚と触れ合えるタッチプール、工場駐車場での出店およびステージイベント(志度高校吹奏楽部、キッズダンス、さぬき舞人によるよさこい)、手打ちうどんの無料提供、当社製品展示などを実施。参加者・来場者あわせて多くの地域の皆様にお越しいただきました。来場者、社員ボランティアなど約440名が参加しました。
ふれあいファミリーコンサート(ふれあい協議会活動・名古屋工場)

2025年11月15日、完成したばかりの新設棟内で、中部フィルハーモニー交響楽団による演奏会を開催しました。あわせて、従業員がご家族やご友人に工場敷地内や製品を紹介できるよう、見学会・展示会も実施。社員・社員家族・近隣企業など140名が参加しました。
STIマーケット(STI/タイ王国)

STI(STARS TECHNOLOGIES INDUSTRIAL LIMITED)は、定期的に社員食堂を会場として、地域の人々が出店できる「STIマーケット」を開催しています。地域住民と従業員が日常的に交流できる場を設けることで、地域社会との継続的な信頼関係づくりにつなげています。
高齢者クラブのミシン修理支援および製作物購入(STI/タイ王国)

STIは、販売用の布を作っている地域の高齢者クラブに対して、ミシンの修理支援を行いました。社員が持つ技術を活かして地域に寄り添った支援を行うことで、地域社会との結びつきを深めています。さらに彼らの製作した布を継続的に購入し、地域所得と持続可能な地域づくりを支援しています。
地域福祉支援(MBI/インドネシア共和国)

MBI (PT. MITSUBOSHI BELTING INDONESIA)は、2025年11月、第11回CSR活動を実施しました。アル・バロカ財団(学校)へ屋根用建築資材を、パシール・ジャヤ区役所へ農具・植物・魚類を寄付。さらに、国民健康保険制度(BPJS)が適用されない非正規雇用の地域住民に対し、6か月分の保険料を支援しました。当社から11名が参加しました。
地域や関係機関と連携した防災訓練(全事業所)

当社グループでは、事業所ごとに防災・避難訓練を実施し、従業員の災害に対する意識向上を図っています。阪神・淡路大震災が発生した1月17日を「三ツ星ベルト防災の日」とし、毎年総合防災訓練を実施。自然災害や火災に対する減災・未然防止に取り組むとともに、一人ひとりが災害発生時の適切な対応を考えて訓練にあたっています。
スマトラ島豪雨災害支援(SEIWA/インドネシア共和国)

SEIWA(PT. SEIWA INDONESIA)は、2025年11月下旬に発生したスマトラ島の豪雨災害に対し、MMID(PT. Megalopolis Manunggal Industrial Development)の呼びかけに応じて支援物資提供に協賛するとともに、社員267名から集めた義援金をインドネシア赤十字社ブカシ県支部を通じて寄付しました。支援物資は、日用品・食料・栄養剤・生理用品など計1,500セットが被災者へ届けられました。義援金の寄付に対しては、赤十字社より感謝状をいただきました。
タイ南部洪水災害支援(STI/タイ王国)

STIは2025年12月、ソンクラーナカリン病院財団を通じて、洪水被害を受けた地域の人々への支援を行いました。物資は同病院の支援拠点を経由して、医療従事者や被災地域へ届けられました。
2. 資源・環境を支える地域との関係
当社グループの事業は、天然ゴムをはじめとする自然資源や地域の自然環境に支えられて成り立っています。そのため、地域の環境課題への対応は、事業活動の前提条件を支える重要な取り組みであると考えています。
主な取り組み
早朝清掃活動(エム・ビ・エル・総合サポート株式会社/四国)
工場周辺の景観保全と清潔な環境維持を目的に、毎週月曜日の始業前、工場周辺の県道・市道でごみ拾いを行っています。2025年4月〜2026年3月の間に、のべ21名の管理職が参加しました。
由良川クリーン大作戦(ふれあい協議会活動/三ツ星ベルト技研株式会社・京都府)

2025年5月11日、京都府立綾部高等学校が主催する「第13回由良川クリーン大作戦」に、三ツ星ベルト技研の社員とその家族66名が参加しました。サケや天然あゆが遡上する由良川のごみの現状を地域や関係団体に啓発しながら、地域住民ら約400名とともに清掃活動に取り組みました。当社は2023年から継続して参加しています。
ゴミ分別ステーションの設置支援(STI/タイ王国)

STIは、小学校に対し、ゴミ箱・支柱・アルミシートなどの資材を寄付し、ゴミの分別ステーションの設置を支援しました。さらに、ゴミの分別方法を子どもたちに指導することで、地域の学校における環境面でのSDGs推進に貢献しています。約600名が対象となりました。
植樹活動(STI/タイ王国)

STIは、政府関連区域やWHA工業団地周辺、近隣地域で植樹活動を実施しました。社員やボランティアが植樹・緑化・環境美化に取り組み、大気環境の改善と従業員の環境保全意識の向上を図っています。約100名が参加しました。
3. 次世代・人材を支える地域社会との関係
主な取り組み
小学校の田んぼ改修の支援(ネオ・ルーフィング株式会社/神戸)

2026年3月25日、神戸市立千鳥が丘小学校から、校庭ビオトープ池横の田んぼの防水改修依頼を受け、シートの敷き替えと土の入れ替えを行いました。同校とは2004年のビオトープ造成時に当社がシートの提供・敷設で協力しており、その関係が続いています。今回は、当社がミズシートを販売し、当社グループ会社であるネオ・ルーフィング(株)社員3名がボランティアで施工を担当しました。
子どもたちの未来を応援する活動(日本ユニセフ協会への寄付)

阪神・淡路大震災により当社の本社所在地である神戸市長田区は壊滅的な被害に見舞われました。天災によるものに限らず、世界では依然として貧困などによって、多くの子どもたちが5歳未満でその尊い命を失っています。当社グループは基本理念「人を想い、地球を想う」のもと、震災10年目の節目にあたる2005年度から「世界の子どもたちに愛の手を」と題し、グループ従業員一人ひとりから寄せられた寄付金を主体に、公益財団法人日本ユニセフ協会への寄付金贈呈を毎年継続しています。2025年度も1,000万円の寄付を行い、10月29日に贈呈式を実施しました。
学校支援・奨学金支援(STI/タイ王国)

2026年2月に、チェンライの小学校で、学用品・制服・靴等の寄贈、校舎の改修・塗装、図書室の整備、植樹、浄水装置の設置などを総合的に実施しました(社員32名が参加)。
また、WHAの学校支援活動に参加し、スクールバッグやノートなどの学用品を子どもたちへ寄贈しました。さらに、カンペーンペットおよびピチットにある学校に対して、教育奨学金の寄付を行いました。
The Hope Train 2025(MOH/シンガポール共和国)

MOH(MITSUBOSHI OVERSEAS HEADQUARTERS PRIVATE LIMITED)は、2025年10月5日、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで開催された小児がん経験者を支援するチャリティウォーク「The Hope Train 2025」に参加しました。400名を超える参加者とともに3kmのモーニングウォークを行い、Children's Cancer Foundationの活動(経済的支援・カウンセリング・セラピープログラム)を支援しました。社員11名と家族4名が参加しました。
職業リハビリテーション施設への支援(MBE/ドイツ連邦共和国)

MBE(Mitsuboshi Belting Europe GmbH)は企業としての社会的責任を重視し、その取り組みの一環として「elco」を支援しています。elcoは、さまざまな障がいにより一般就労が難しい方々を支援する職業リハビリテーション施設です。障がいのある方々の職業能力の向上や就労支援、リハビリテーションサービスの提供を通じて、社会参加と一般労働市場への復帰をサポートしています。MBEは、発注業務を通じてelcoの活動を継続的に支援し、誰もが活躍できる社会の実現に貢献してまいります。
児童福祉支援プログラム(MBSI/インドネシア共和国)

MBSI(PT. MITSUBOSHI BELTING SALES INDONESIA)は、2026年2月13日、児童養護施設を訪問し、3〜13歳の児童30名および職員とともに、学用品・生活必需品(約30万円相当)の寄付、おやつ会、ゲームを中心としたレクリエーション、簡単な教育セッションを実施しました。物資支援にとどまらず、情緒面の安心感や学習意欲の向上にもつながる交流の場を創出しました。当社から10名が参加しました。
今後に向けて
当社グループは、地域社会とのパートナーシップを、行動基準に基づく継続的な取り組みとして位置づけています。今後も、各拠点が地域社会の一員としての役割を果たしながら、地域との対話と協働を通じて、地域社会とともに持続可能な発展を目指していきます。
