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Governance

コンプライアンス

コンプライアンス

コンプライアンスに対する考え方

 三ツ星ベルトグループは、持続可能な成長を目指しESG経営の深化に取り組むに際し、“コンプライアンス”を重要な要素の一つとして捉えています。事業活動においてコンプライアンスを良好な状態に保つことは、全てのステークホルダーからの信頼の獲得、またそれによる企業価値の向上に直結し、ものづくりの会社を標榜する当社グループにとっての重点実施事項と認識し活動に取り組んでいます。


- 管理体制

 三ツ星ベルトグループでは、事業活動におけるコンプライアンス管理活動を統括管理する目的において、社長が指名する役員が委員長を務め、三ツ星ベルトの全部門の責任者が委員を務めるコンプライアンス委員会が設置されています。
  コンプライアンス委員会は、原則年3回開催され、年度ごとに三ツ星ベルトグループが取り組むべき重大なコンプライアンスリスクを特定し、対応方針、対応組織、目標を定め、対応組織の実施状況を監視・評価、必要に応じて指示を行います。委員会活動の内容は、社長、取締役会に報告されます。


- 実施状況

 2022年、従来の行動基準を、企業が果たすべき役割が大きくなった現在においても齟齬がないものとするべく、国連グローバルコンパクトが掲げる10原則などを鑑みながら大幅な改定を行いました。この行動基準は、英語、中国語のほか合計5か国の言語に翻訳され、三ツ星ベルトグループの全ての従業員に周知されるとともに、社員一人ひとりが正しくこの行動基準を理解することを目的に、各部課単位での読み合わせ会なども実施しております。

三ツ星ベルトグループ 行動基準の改定

 コンプライアンス委員会では、前年度に引き続き重大なコンプライアンスリスクが特定されず、三ツ星ベルトグループ全体のコンプライアンス管理システムの改善を目的として、コンプライアンス委員会活動の見直しを行いました。2023年度は、重大なコンプライアンスリスクへの対応状況の監視はリスク管理委員会活動で行い、現在、本社管理部門が行う内部監査により監視している全部門のコンプライアンス管理活動内容を漏れなく把握できる体制を構築、情報収集を行い、できていること・できていないことを明確にし、継続的な改善活動を展開していく計画です。

なお2022年、反競争的行為、腐敗行為の発生はゼロ件となっており、これらに起因する解雇者ゼロ人、要した費用ゼロ円の状況です。


腐敗防止

 贈収賄等を含む「腐敗防止」は国連グローバルコンパクト10原則の一つに取り上げられているように、持続可能な社会の構築を目指して人類全体で取り組むべき課題の一つであると考え、三ツ星ベルトグループ 行動基準の「4. 公正な企業活動」に反競争的行為やインサイダー取引と共に腐敗行為の防止を定め、全役員、全従業員に周知しております。
 
 2022年度、コンプライアンス委員会によるリスクアセスメントでは贈収賄を含む腐敗行為に関する重大リスクの特定はありませんでした。


内部通報制度

 当社または当社国内グループ会社の役員・従業員からの、当社グループにおける①法令違反行為、②定款違反行為、③社内規程違反行為、④契約違反行為、⑤社会規範違反行為またはそのおそれがある行為に関する相談または情報の提供の適正な処理の仕組みとして、“三ツ星ヘルプライン”を設けています。通報窓口を社外の法律事務所とし、定められた「公益通報対応業務従事者」が対応にあたります。対応に際しては、通報者が不利益を被らないよう配慮され、これを侵すものは懲罰の対象となります。今後も不正行為を防止し、コンプライアンス管理の強化を進めてまいります。なお、2022年度の通報件数は4件でした。