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Sustainabilityサステナビリティ

バリューチェーンマネジメント ②安全と健康

基本的な考え方

 三ツ星ベルトグループは、持続可能な成長を実現するための価値の源泉は「人財」であると認識しています。従業員の安全と健康を確保し、これを管理するシステムを維持、改善することを経営における最重要課題ととらえ、「労働安全衛生基本方針」のもと、従業員の健康と安全の向上に資する活動を実施しています。
労働安全衛生基本方針はこちら

管理体制

 安全環境担当役員が議長を務め、全部門長がメンバーを務める「安全衛生・環境会議」が、年2回開催され、全社総括安全衛生管理者がまとめた実施状況報告について、社長と経営会議メンバーによるレビューを行い、その結果を戦略、方針、計画の見直しに展開いたします。見直された戦略、方針、計画は、地区ごとに選任された地区総括安全衛生管理者を通じて、実質的な実行組織である安全衛生委員会に通知され、それぞれの現場に対応した方針、計画へと展開されます。計画の実行内容は、安全衛生委員会が、月度で監視、評価し、報告書としてまとめ、地区総括安全衛生管理者を通じて、全社総括安全衛生管理者に報告されます。

管理体制

実施状況

 安全衛生に関する項目において、三ツ星ベルトグループの事業活動にどのようなリスクと機会をもたらすのか洗い出しを行い、その結果を具体的な施策に展開しました。
 「法令改正にタイムリに対応したコンプライアンスの徹底」、「リスクアセスメントによる災害の未然防止」、「健康診断システム、労働災害管理システムの維持・改善」を重点課題とし活動に取り組んでまいります。

関連項目 リスク(▼)と機会(△) 施策(取り組み、活動)
法令遵守 早期対応による企業信頼度向上 内部監査、法規制教育・訓練、有資格者の育成、法改正などの法令情報の展開
法令違反、顧客要求違反による企業価値の毀損
労働安全
交通安全
安全確保による生産の安定、安全意識向上の相乗効果 リスクアセスメント、KY活動、安全衛生教育、安全パトロール、作業環境測定、安全対策の設備投資、ドライブレコーダーデータの活用
労災、交通事故増加による労働力低下、企業価値低下
健康管理
メンタルヘルス
健康維持による労働活力の増強と安定 健康診断(定期健康診断・生活習慣病検診・特殊健康診断・人間ドック)、ストレスチェック、産業医パトロール、産業医との面談
罹患者増加による労働力低下
防災・減災
事業維持・復旧
早期対応による事業継続・早期復旧、企業信頼度向上 避難訓練、アプリを利用した緊急避難訓練、防災・減災の設備投資、結果事象型BCPの推進
緊急時対応不足による事業活動の停止、企業価値低下


法令改正にタイムリに対応したコンプライアンスの徹底

 労働安全衛生法改正に伴う新たな化学物質規制への移行に向け、"化学物質管理者等の選任の義務化"など、タイムリに対応し法令を遵守するとともに、コンプライアンスに関する社内意識の向上に努めています。

リスクアセスメントによる災害の未然防止

 リスクアセスメントは、労働災害を未然に防ぎ、従業員の安全を確保するための基本となる、重要手法の一つです。 生産現場をはじめ、あらゆる労働環境において潜在的な危険源を特定し、労働災害に至る可能性とそのリスクの大きさを客観的に評価し、許容以上のリスクに対してその大小に応じた対策を、優先順位をつけて実施しリスク低減を図ることができます。年度計画に加え、工程変更等、適宜必要に応じ、リスクアセスメントを実施し、労働災害や職業性疾病の発生を未然に防止すべく取り組んでいます。

健康診断システム、労働災害管理システムの維持・改善

 三ツ星ベルトグループでは、定期健康診断、特殊健康診断、ストレスチェック等の法定健康診断以外にも、生活習慣病健診、その他がん検診が無料で受診できるよう健康保険組合と共同でプログラムを作っています。また、人間ドック、脳ドック、心臓ドックは受診資格に制限はありますが会社費用で受診することができます。
 2024年度、法定健康診断については100%実施し、また、その他の健診については希望者全員が受診しています。
 交通事故を含む労働災害については、「ゼロ災」を年度目標として、リスク管理の強化、内部監査による監視、ルールの見直し等を実施しています。

項目 単位 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
休業災害者数 6 2 1 0 0
休業災害度数率 4.5 1.44 0.7 0 0
死亡災害者数 0 0 0 0 0
死亡災害度数率 0 0 0 0 0