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Product製品情報

処分場用システム

遮水シート漏水電気検知システム(Mr.センサー)

Mr.センサーは、廃棄物最終処分場に敷設する遮水シートの健全性を施工段階と運用時において、電気的方式で短時問かつ確実に管理するシステムです。 本システムは、廃乗物最終処分場の遮水シートの下に敷設する保護マット内にアルミニウムシートを挟んで一本化させた面電極を敷設し、面電極と遮水シート上の保護土中に設置する固定電極(測定電極)間の交流インピーダンス(交流電気抵抗値)を測定して、その分布図を描き追従機能を用いて遮水シートの損傷位置を座標にて表示します。

廃棄物最終処分場

特長

1.損傷位置は、インビーダンス(抵抗値)の生データ分布図で特定できるため、複雑な解析を必要とせず、簡単、迅速に管理できます。

2.遮水シート敷設時のピンホールや接合不良をチエックする遮水シート全面検査ができます。

3.遮水シート下部全面に面電極を設置するため、計測は全ての計測点で同一条件となります。また、測定に交流を使用することで測定誤差が生じにくく、廃棄物や周辺地盤の影響をほほ皆無にするため精度の高い検査ができます。

4.廃棄物の影響が考えられる環境における固定電極(測定電極)、面電極などについては、実績・試験によって高い耐食性と耐久性が確認されています。

5.遮水シートの敷設時、保護土設置後、運用時の各段階で遮水シートの健全度を管理できます。

6.施工が容易で、測定器やデータ解析費用が安いため、トータル的に費用を抑えられ、経済的です。

システム機能

1.測定データコンター図化
※処分場形状図に測定データを視覚的に表示します。

2.漏水(損傷)位置追従機能
※シート漏水(損傷)箇所が複数の場合も、追従機能によって確実に位置を特定します。

3.漏水(損傷)位置表示機能
※シート漏水(損傷)時に迅速かつ確実な補修を行うため、位置を座標にて表示します。

4.定時自動測定機能(分単位にて設定可能)
※面倒な操作がいらず、管理者不在時においても自動測定します。

自然流下型漏水検知修復システム

自動流下型漏水検知修復システムは

二重シートの間に耐圧縮性に優れた排水材を敷設し、遮水範囲を300~50m2でブロック化します。 各ブロックには少なくとも一箇所の検知管を設け、検知管を自然流下する浸出水の有無でそのブロックの漏水を確認します。 また、確認方法として目視による方法があります。

構造

基本構造はダブルライナーシステムと上下遮水シートの間の漏水検知修復体からなります。 漏水箇所を特定するためにブロック分割を行い、各ブロックの下層部より検知管を接続して漏水の有無を確認します。漏水があった場合、検知管からの流出水をモニタリングして漏水が生じているブロックを特定し、必要に応じ検知管から注入剤を注入することによって、遮水機能を修復します。

なお、漏水検知修復体は表面の短繊維不織布と中間層の立体エンボス加工した高密度ポリエチレンからなる複合体で載荷重に対して耐圧縮性能を有しています。

損傷検知までの流れ

遮水シートに損傷が生じた場合、システムの画面上に損傷箇所の位置情報(測定電極(埋設)名、座標)が示されます。その情報に基づき、ボーリング孔からアスファルト系・シリコン系などの補修材を注入して補修し、再度検査を行います。

特徴

1.遮水シートが破損した場合、破損箇所から漏水した水が検知管を通って検知ピットに流出してくるため、破損の有無がすみやかに発見できます。

2.上下遮水シートが破損した場合、中間層に浸入した水は中間排水層を流れ、検知管から排水されるため、下層遮水シートに水圧がかからず、基礎地盤に浸透することがありません。

3.破損部の修復は、検知ピットから中間排水層へ、注入材を注入することで、埋立完了時点でも修復できます。

4.自然流下式のため、電気的故障がなく、竣工後のランニングコストが抑えられます。

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