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Product製品情報

遮水シート漏水電気検知システム Mr.センサー

Mr.センサーとは

廃棄物最終処分場において、施工段階と操作時に、遮水シートの機能管理(接合不良、破損の有無)を電気的方式で短時間に確実に行うシステムです。
本システムは、一般および産業廃棄物最終処分場の遮水シートの下に敷設する保護マット内に、アルミシートを挟んで一体化させた面電極を設置し、その面電極とシート上部の測定電極間の抵抗値を測定し、分布図を描くことにより、シートの損傷を検知するシステムです。

廃棄物最終処分場
廃棄物最終処分場
廃棄物最終処分場

Mr.センサーの原理

本システムの基本原理は、電気的に高い抵抗を有する遮水シートの特性を利用したものです。図1、図2に示す通り、遮水シートを挟んだ測定電極と面電極間の交流インピーダンスを測定した場合、土壌(保護土)抵抗が測定電極間の距離を反映し、遮水シート損傷部直上で土壌抵抗が最小になる点に注目した方法です。

複雑板金からSF成形への置換え
BMC成形からSF成形への置換え

 

神戸本社・事業所(神戸市長田区)/たなばたまつり(7月)

損傷検知までの流れ

遮水シートに損傷が生じた場合、システムの画面上に損傷箇所の位置情報(測定電極(埋設)名、座標)が示されます。

廃棄物最終処分場

システム構成

 測定電極(埋設)  測定ポイントに十数m間隔で格子状に設置する電極。
・底面部:遮水シート上側の保護土内に埋設
・法面部:遮水シート上面に接着
 面電極  測定電極との電位差を測定するための電極。
遮水シート下側の保護マットと一体化。
遮水シート下部の検査対象エリア全面に設置。
 自動測定装置  全電極のインピーダンスを自動測定。電極切換器を増設することにより測定電極数を増やすことが可能。
管理棟内に設置。
(1)周波数特性分析器
(2)ポテンショスタット(測定電源)
(3)電極切換器(150個の測定電極を接続)
(4)パソコン
(5)コントロールソフトウェア
神戸本社・事業所(神戸市長田区)/たなばたまつり(7月)測定電極(埋設)


神戸本社・事業所(神戸市長田区)/たなばたまつり(7月)
面電極ターミナル(埋設)


廃棄物最終処分場

システムの検知目的別仕様

Mr.センサーでは、検知目的とご予算に合った仕様が選択できます。

簡易タイプ

竣工検査と処分場運用開始後の希望日だけ損傷検査をする場合

複雑板金からSF成形への置換え
BMC成形からSF成形への置換え

フルシステム

処分場運用後、常時損傷検査を実施する場合

複雑板金からSF成形への置換え
BMC成形からSF成形への置換え

遠隔監視・操作型フルシステム

常時損傷検査を遠隔地で実施する場合

廃棄物最終処分場

Q&A

Q

どの程度の大きさの破損まで検知できますか?

A

大きさ5m㎡の破損まで検知可能です。

Q

どの程度の精度で破損位置を特定できますか?

A

±2mの範囲で確認可能です。固定電極の敷設ピッチにより精度を上げることも可能ですが、補修時の工事スペースを考えるとこのくらいで十分です。

Q

破損(漏水)を検知した場合、補修はどのように行うのですか?

A

シート敷設後、保護土設置後も移動電極で破損を検査するので、その場で、もしくは保護土を撤去して補修ができます。また、操業中で廃棄物量が多いときでも、ボーリング掘削により補修材を注入して補修が可能です。

Q

電極の耐久性はどのくらいですか?

A

地中管防食モニタリング用電極で設計されています。耐久性には充分な配慮がなされています(防食モニタリングで埋設実績25年以上の埋立期間)。

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