Products製品情報
品質管理システム
接合方法
各遮水シートを現場で敷設する際、シート同士を接合しなければ漏水の原因となります。接合方法としては遮水シートごとに熱融着、接着剤、接着テープによるものがあります。
自走式融着機による接合
ミズシートFPA、ディスポライナー等は原則として自走式融着機を用いたダブルシーム(複線式)接合します。 接合時に気象条件、シート温度等を加味し、融着機の温度・速度・圧力を決定します。
押出融着機による接合
上記接合で述べた遮水シートにおいて、3枚重ね部や自走式融着機での接合が困難な場合、押出融着機による接合を行います。 押出融着とは、接合端部50mm程度を手動式融着機を使用し仮接合を行い、同材質の融着ロープを押出融着機で溶融しながら接合末端部を肉盛する方法です。
接着剤・接着テープによる接合
ミズシート、ミズシートSの接合部に接着剤塗布・接着テープ張付を行い接合する方法です。
遮水シートの接合管理フロー

検査方法
現場接合部は全線検査が基本です。検査方法としては、エアー加圧検査、真空検査、検査棒挿入検査があります。
エアー加圧検査
遮水シートの現場接合部(自走式融着機を用いて接合した一般接合部)を加圧して行う検査方法です。
エアポンプの先に注入針を連結させた装置で検査用中空部にエアーを送り、加圧、1分間の圧力低下が20%以内であることを確認します。
エアポンプの先に注入針を連結させた装置で検査用中空部にエアーを送り、加圧、1分間の圧力低下が20%以内であることを確認します。
真空検査
遮水シート押出融着部、3枚重ね部をクリアケースに吸引機のついた装置(バキュームボックス)を使用し減圧して行う検査方法です。
検査部に石鹸水を塗布し、泡の発生の有無によって合否判定を行います。
検査部に石鹸水を塗布し、泡の発生の有無によって合否判定を行います。
検査棒挿入検査
上記検査等で対応できない接合部において検査棒(刃先を丸めたマイナスドライバ等)の先端をシート現場接合部に押し当て、接合部に沿って移動させながら、先端の挿入、剥離の有無を検査します。